2013年4月29日月曜日

4/29 TPPでどうなる医療④


 ↑今晩のおかずは「鶏胸肉の和風ピカタ」。ピカタとは卵をつけて焼くこと。上にのっているのは三つ葉です。「しんぶん赤旗」日曜版のレシピより。


 ★口挟む保険会社

 健康保険のきかない自費診療が増加すれば、保険証1枚でかかれる医療が壊されます。

 保険会社は自費診療を補填する保険の販売を計画しています。そうなると、保険会社が受診病院を指定し、医療内容にも口を挟むようになります。

 アメリカでは、医師が乳がんを全摘しようとしたら、保険会社が部分摘出を要求し、がんが残ってしまって再手術をするようなことがあるそうです。

 医師が保険会社のいうことを断れば、治療費の支払いを拒否されます。このように、アメリカでは保険会社が治療方針に介入しています。

 アメリカの製薬会社も保険会社も利潤にしか興味を示しません。日本が混合診療を全面解禁すれば、利益が見込めるところだけを取り込もうとするでしょう。救貧医療のような分野は切り捨てられます。

 「皆保険」の名前だけ残して「聖域を守った」と言っても、形だけでは意味がありません。誰でも、いつでも、どこでも良質な治療が受けられる今の日本の医療を守ることと、TPP参加は相容れません。

終。

2013年4月26日金曜日

4/26 TPPでどうなる医療③


 ↑今晩のおかずでヒットは「レンコンのチーズ焼」。夫のお母さんから教わった簡単サイドメニュー。
  ①1センチの厚さに切ったレンコンをフライパンで両面焼いて、取り出しておく。
  ②とろけるチーズをフライパンに広げて焼き、その上にレンコンを広げて並べる。
  ③チーズがパリパリ、クリスピーになるまでじっくり焼く。終わり。

 ★高くなる薬価

 アメリカは医薬品の特許期間の延長を要求しており、医薬品の価格を決める中央社会保険医療協議会(中医協)にアメリカの製薬企業を参加させろと要求しています。
 
 アメリカと自由貿易協定を結んだ韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどの国では、医薬品価格が上昇しています。

 またアメリカは、薬を開発したときの治療データを、ジェネリック(後発医薬品)メーカーには使わせないということも言っています。後発医薬品を出せないようにして、高値安定で売り続けるためです。

 同様に医療機器の値上がりも確実だと思います。

2013年4月23日火曜日

4/23 TPPでどうなる医療②


 ↑昨晩の夕食は「ぶりのネギショウガあんかけ」。「しんぶん赤旗」日曜版に掲載されたレシピより。

★営利優先の病院に

 日本では営利目的の病院経営が禁止されていますが、アメリカでは認められています。TPPに参加すれば、株式会社の病院経営が認められ、混合診療が全面解禁されます。営利目的の病院が混合診療を行って高額な診療費を請求しても、規制することができません。

 利潤追求型の病院が裕福な患者さんを誘引したり、高額な給与を支払って職員を引き抜けば、周囲の病院は縮小したり廃院するかも知れません。その結果、治療を受けられない人が生まれる可能性があります。

 ★公的病院の危機も

高額な機械や設備が必要な検査と治療は、診療所や一般病院ではなかなか採算が取れません。採算をとりにくい医療は、公的あるいは半公的な病院が補助金で支えてきました。
 
TPPに参加すれば、公的病院だけに補助を出すのは不公平だからやめろと要求されます。補助がなくなれば元々赤字の公的病院はやっていけなくなり、配当金の力で資本を集めることができる、アメリカの病院経営会社が買収することになるでしょう。日本の病院は配当禁止のため、資金を集められません。

 営利病院が栄えても、周辺の病院や過疎地の医療機関が成り立たなくなります。

2013年4月18日木曜日

4/18 TPPでどうなる医療①


 ↑本文とは関係なし。今晩の夕食はチキンのタンドリー風ソース。

 安倍首相が選挙公約を踏みにじってのTPP参加交渉。日本の医療はどうなるのでしょうか。

★自由診療を全面で
 アメリカはかねてから、日本の公的医療保険制度が、民間保険の参入を妨げる非関税障壁だとみなして、変更を要求してきました。
 具体的には株式会社による病院経営、混合診療の全面解禁、衣料品の自由価格販売などを求めています。
 これらは日本の、いつでも・どこでも・誰でも、同じ医療を受けられる制度を壊すことになります。

 日本の国民会保険制度では、医療技術や医薬品・材料などの効果と安全性が確認されると、保険適用の公定価格が決められます。
 効果と安全性が不確実でも、有望だと判定された治療は「評価療養」に指定され、費用は自己負担ですが、公的医療保険との併用が認められます。混合診療は部分的に認められているわけです。その有効性と安全性が確認されれば、保健診療に採用されます。そして、コストに応じた適正価格が決められます。

 混合診療が全面的に解禁されてしまうと、効果や安全性に疑問のある薬品や治療が、高額で無制限に行われる恐れがあります。また、画期的な治療や薬剤については、意図的に健康保険の適用を申請せず、いつまでも高額な価格を維持することが予想されています。


2013年4月15日月曜日

4/15  「オスプレイ配備撤回を求める請願」

 「米軍新型輸送機オスプレイの配備撤回と全国での低空飛行訓練中止を求める意見書の採択を求める請願」が、中央区平和委員会から出され、日本共産党議員団が紹介議員となりました。

 議員団を代表して、私が趣旨説明を行いました。10分間という制限時間が設けられているなかで、オスプレイの問題を、大きく3つに分けて説明しました。

 第一は、「オート・ローテーション」(自動回転装置)という安全装置がない欠陥機だということ。

 第二は、低空飛行による事故の危険がつきまとうこと。

 第三は、爆音被害を全国に拡大すること。

 全文は区議団HPをご覧ください。
http://www.jcpchuo-kugidan.jp/katsudou/2013kiji/130415okumura.html


 


2013年4月12日金曜日

4/12 「奥村レポートNo.35」できました

  3月8日~3月28日の日程で行われた予算特別委員会について書きました。

 紙面が限られているので、質問の詳細について書くことはできませんでしたが、日本共産党区議団が提出した予算修正案の内容、他会派が具体的な反対理由も示さず審議もせずに私たちの修正案が否決されたこと、私たちが予算に反対した具体的な理由について書きました。ぜひご覧ください。



2013年4月5日金曜日

4/5 「区議団ニュース」4月号できました



 2月27日から3月28日までの日程で開かれた区議会第1回定例会も終わりました。その内容を「区議団ニュース」に書きました。

 一部地域では全戸配布も行います。ぜひご覧ください。