2013年2月1日金曜日

2/1 「赤旗」創刊85周年


 1928年2月1日に「赤旗」が創刊されて、85周年を迎えました。

 1922年7月15日に創立された日本共産党は、当時の天皇制政府に国民主権と戦争反対を突きつけたため、公然とした活動が許されず、度重なる弾圧を受けてきました。

 非合法の党の機関紙「赤旗」の発行は、困難の連続でした。印刷屋を毎回変え、原稿のやりとりには「寸法書」「仮縫い」などの隠語を使ったり、刷り上った「赤旗」はデパートの包み紙にくるみ、赤ちゃんの腹巻に隠して届け、1部の新聞は何人にも回し読みされたそうです。

 戦前の日本は天皇制政府のもと、31年には「満州事変」を機に当時の政党も大新聞も軍に迎合し、侵略戦争を賛美しました。そのなかで、「赤旗」は、「日本帝国主義の戦争準備とたたかえ」「一人の兵士も送るな」と反戦を貫いてきました。

 早坂透さん(元・朝日新聞記者、桜美林大学教授)は「反戦を貫いた紙面は、歴史への尊い貢献」と語っています。

最近の「赤旗」には、九州電力のやらせメール事件などの特ダネや、官邸前での反原発集会の報道など、大手マスメディアを先駆ける報道があります。

これからも真実を伝え続ける新聞として、ますます輝いてほしいと願っています。