2014年10月6日月曜日

10/6 決算特別委員会(民生費)

 民生費について質問をしました。

 ★ひとり暮らし高齢者の貧困対策を

 先週放送されたNHKスペシャル「老人漂流社会」シリーズの「老後破産の現実」という番組に衝撃が広がっています。600万人に迫る独り暮らしの高齢者の半数近くの約270人(45%)が、年金収入年間120万円未満で生活保護水準以下だが、200万人が保護を受けずに暮らしています。生活保護を受給しているのは約25%にあたるわずか70万人。
 中央区では、2年に1回、民生委員などを中心に「ひとり暮らし高齢者調査」を実施し、70歳以上の全世帯を訪問していますが(65~69歳は調査票の送付のみ)、その中で生活保護に結びついた数は不明、高齢者で生活保護需給者のうち、ひとり暮らし高齢者の数も不明ということでした。
 調査を通じて、高齢者の貧困を掘り起こし、生活保護に結びつける努力を求めました。

 ★敬老館の利用規則について
 
 他区在住の母親を、一時的に区内の自宅に預かっていた方が、その母親に敬老館を利用させようとしたら断られたという話を聞きました。
 スポーツプラザなどは他区在住者も利用可能で、図書館も他区の所蔵している本を取り寄せてもらうことができます。
 他区に住んでいる親を一時的に子どもが自宅で預かるようなことはよくあるケースなので、実態に即した利用規則とするよう求めました。

 ★「ケアサポートセンター月島」

 昨年11月に開所した地域密着型特別養護老人ホーム「ケアサポートセンター月島」をショートステイで利用した区民の実際の体験から、職員体制や引継ぎ際の連携不足が原因と思われるトラブルの事例を紹介し、利用者に対してのアンケート調査などの実施を求めました。