2016年2月8日月曜日

2/8 好循環どこにある

 安倍首相は、都合のいい数字だけを取り上げて、自らの経済政策「アベノミクス」を自画自賛し、消費税増税が国民にあたえる痛みを見ようとしません。

 安倍内閣の3年間で実質賃金は5%減少しています。しかし、首相は「実質賃金がマイナスなのは、低賃金のパート労働者が増えているからだ」「正規雇用はプラスに転じた」などと開き直っています。

 しかし、政府統計をひとつひとつ見れば、
★「ミニ経済白書」(表)では、一般労働者もパートも実質賃金が減少
★「労働力調査」では、雇用増の圧倒的多数が非正規で、16日に発表される同調査では正規雇用が3年前より14万人以上減少する見込み
★「国民経済計算」では、個人消費が実質で0・5兆円マイナス

 などとなっています。首相のいう『経済の好循環』など起きていません。

 低所得者に一番打撃となる消費税10%への増税はやめるべきです。