2011年11月15日火曜日

11/15 なぜ保育士が辞めていくのか?


 ↑夫が買ってきてくれたフルーツ。なんと千疋屋のもの。いくらしたのかしら~?左の美しい紫色は「あけび」。むいた皮は味噌炒めにして食べました。

 今日は、「少子高齢化対策特別委員会」を傍聴しました。

 所属している日本共産党・志村たかよし議員は、いつも通り、持ち時間めいっぱい色々質問しましたが、その中でも保育士の問題追及が光っていました。

 全国初・指定管理者制度のもとで7年前から管理・運営されている「八丁堀保育園」、そして「十思保育園」でも、多くの保育士が離職している問題について質問。

 「十思保育園では、平成23年4月に、全22人の正規職員の内、7人が退職した」という答弁を、区側から引き出しました。約1/3にあたる人数です。

 志村議員は、

 「保育士たちが経営側に意見を述べたりできるしくみがきちんとあるのか?」
 「専門職として希望の職についた人たちが、なぜ転職していかなければならないのか、何が背景にあるのか、区でつかんでいるか?
 「保育士など子どもと触れ合う職は、長い時間をかけて子どもの成長を見守っていく必要がある仕事。そのふれあいの中で、地域とのつながりも生まれてくる」

 と、指定管理者制度の問題を提起しました。

 これから「新川児童館」でも、区内の児童館として初めて指定管理者制度を取り入れていくという計画があります。

 指定管理者は、しょせん民間の業者です。利益を出すためには、経費削減がされる。人件費にしわ寄せがいく。利益が出なければ撤退もできる。

 区がつくった箱をそのまま引継ぎ、営業できるので初期投資コストもかからず、「おいしい商売」です。

 区側は、指定管理者というと必ず「民間のノウハウを生かして」「サービスも向上している」など肯定的な答弁を繰り返しますが、指定管理者に変わったことへの影響は、これからじわじわと出てくるのではないでしょうか。評価はこれからです。

 傍聴の後は、明日の「防災等安全対策特別委員会」の質問を作成(まだ途中ですが)。開催は午後1:30~委員会です。気軽に傍聴にお越しください。