2013年9月13日金曜日

9/13 「待機児童数の定義」


 ↑双子の娘たちも1歳6ヶ月になりました。以前はバラバラの保育園でしたが、今は一緒の保育園に通っています。
 

 9月12日、厚労省は、認可外保育所に申込ながら満員で入所できない待機児童数を発表しました。

 2013年4月1日時点で2万2741人で、前年比2084人減ということですが、この数字には、東京都の認証保育所など認可外保育所に通いながら認可への入所を待っている子どもの数は含まれていません。

 待機児童は都市部に集中。東京都の8117人が最も多くなっています。

 2010年4月に1552人と全国でワースト1の待機児童数を抱えた横浜市が、厚労省発表では「待機児ゼロ」となりました。

 同市は認可保育所の増設なども図っていますが、横浜市独自基準の保育室に入所している場合(755人)や、親が育休を延長したり、自宅で求職活動などの場合も待機児童数から除いて「ゼロ」としています。潜在的な待機児童を示す数字にはなっていません。

 4月1日時点で、認可保育所に申込ながら、入所できなかった子どもが1746人に上ることは同市も認めています。

 厚労省は、待機児童数の定義について、親が「求職中」は待機児童数に該当するとしながらも横浜市の解釈を容認しています(「求職活動も様々な形態が考えられるので、求職活動の状況把握に努め適切に対応すること」厚労省)。
 

 東京都の認証保育所など「地方単独事業」を利用する子どもの数は全国で1万6264人。その数を含めれば待機児童数は3万9005人で、依然として高水準です。

 認可保育所に入りたくても入れず、他の施設を利用せざる負えないケースが多いことをきちんととらえ、安心して預けられる認可保育所増設に力を注ぐべきではないでしょうか。