2013年6月20日木曜日

6/20 アベノミクス GNIのまやかし



 ↑本日の夕食は、白インゲン豆たっぷりの「ミネストローネ」に「そら豆」で、豆づくし。

6月11日に発表された朝日新聞の世論調査では、「安倍政権になって景気回復の実感がありますか」という問いに対して、「ある」と答えた方はわずか18%、「ない」と答えた方が78%と圧倒的多数になりました。

 もう1問、「安倍首相の経済政策が賃金や雇用増に結びつくと思いますか」という問いに対して、「結びつく」と答えた方は36%、「そうは思わない」と答えた方が45%と多数になりました。

 安倍首相は、「大企業が潤えば、いずれ家計に回ってくる」「1人あたり国民総所得(GNI)を10年間で150万円増やす」と言います。

 しかし、このGNIというのがくせものです。

 GNIは、日本企業が海外に投資してそこでもうけたお金も入ってくる、国内外で得た所得の総額のことです。国民の所得をさすわけではありません。

 実際、2002年度から2007年度の5年間で1人あたりの国民総所得(GNI)は17万8000円増えましたが、平均給与は15万8000円も下落しました。

 GNIというまやかしの数字をもちだして、あたかも国民みんなの所得が増えるかのような偽りの宣伝をするのはやめるべきではないでしょうか。