2014年2月15日土曜日

2/15 第42回 築地宣伝 & 築地シンポ

 今日で42回目を迎える「築地市場移転反対、現在地再整備を求める署名行動」に参加しました。

 雪が残るなかでの街頭宣伝でしたが、たくさんの観光客、買い出しのひとで賑わっていました。

 たまたま話した場内で働いているという女性は、「2月13日の豊洲の入札はどうだったの?」と気にしていました。入札結果をお知らせすると、「このまま移転がのびればいいのに。移転なんてとても私たちのところでは力もないし無理。都知事選では宇都宮さんに入れたのに残念」と肩を落としていました。

 昨年11月に、豊洲新市場の本体工事3件(青果棟、水産仲卸売場棟、水産卸売場棟)の入札に業者が手を上げない「不調」という事態がおき、東京都は価格を3割引き上げて、2月13日に再入札が行われました。

 今回、鹿島建設、清水建設、大成建設の大手ゼネコン3社がそれぞれ筆頭株主になっている各建設共同企業体(JV)が、合計1034億400万円で落札しましたが、平均落札率(予定価格に対する落札率の比率)は99.87%と異常な高率でした。

 土壌汚染対策工事に続き、談合疑惑が再浮上しています。

 新市場建設をめぐっては人件費や資材価格が高騰し、総事業費が当初の3926億円から約5500億円に急増していることが判明しています。

 都民の税金を湯水のように注ぎ込み、有毒物質で汚染され、震災時に液状化が起きた、豊洲の東京ガス跡地への「移転」はきっぱりあきらめることが、最も理にかなっていると思います。

 

 ↑雪が残るなかでのうったえ。右は加藤議員。
 

 午後は、築地市場講堂で開かれた「緊急! 2・15 大シンポジウム どうなる築地市場 みんなで大激論」に参加しました。

 都知事選で大奮闘した宇都宮けんじ弁護士、広島大学名誉教授・三國英實さん・日本消費者連盟共同代表・山浦康明さん、などが出演しました。

 「規制緩和がもたらした流通破壊」と題した講演をきき、シンポジウムでは「大激論」が交わされました。