2014年4月12日土曜日

4/12 原発推進へ エネ計画閣議決定

 安倍晋三政権は11日、国の中長期のエネルギー政策の指針と位置づけるエネルギー基本計画を閣議決定しました。

 原発ゼロを求める圧倒的世論にそむき、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、永久化することを宣言しました。

 原子力規制委員会の審査に合格した原発について「再稼働を進める」と明記するなど、「審査に合格した原発は安全だ」とする新たな「安全神話」をふりまくものとなっています。

 使用済み燃料を再処理する核燃料サイクルを国の「基本的方針」だとして、プルサーマルの推進、六ケ所再処理工場やむつ中間貯蔵施設の竣工(しゅんこう)を明記。重大事故が相次ぎ、実用化のめどが立たない高速増殖炉「もんじゅ」は、放射性廃棄物の量を減らすための「国際的な研究拠点」と位置づけました。

  
 原発再稼働に反対する声は、どの世論調査でも6割を占めています。

 2012年の総選挙で、自民党は「原子力に依存しなくてもよい経済・社会」を、公明党は「可能な限り速やかに原発ゼロ」を掲げました。今回の基本計画は国民への公約を投げ捨てるものです。

 
 ↑今晩の夕食「チキンのソテー、おろしポンズ」。しんぶん赤旗日曜版のレシピより。