10月28日~10月30日まで、福祉保健委員会の視察として、倉敷市と高松市へ行ってきました。
★倉敷市では「子育て情報発信強化事業・子育て力向上事業」について、
★高松市では「高松市ユニバーサルデザイン基本指針」について、
それぞれ倉敷市役所、高松市役所で担当職員の方から説明を受けました。
倉敷市は、子育て支援に関する様々な情報発信に力を入れ、公園、施設などを掲載した「子育て応援マップ」作成、子どもの成長ステージに合わせた子育て支援情報満載の「子育てハンドブック」作成、ショッピングセンターなど市内18箇所に「情報コーナー(パンフレットスタンド)」設置などに取り組んでいます。
また、それら全ての情報を集約化したポータルサイトも運営しています。市内各団体からの情報発信が可能になっており、楽しく子育てできるよう市内の大学から協力を得てWEB動画も作成しています。しかし、ポータルサイト運営に年間90万円の経費がかかることから、今後はSNSを活用していく計画だそうです。
高松市は、高齢者、障害者、子どもや子育て家庭など、すべての人が安心して快適に生活することができるよう「高松市ユニバーサルデザイン基本指針」を今年5月に策定しました。
「バリアフリー」とは、高齢者や障害のある人など特定の人のために後から障壁(バリア)を取り除くことで、「ユニバーサルデザイン」(以下UD)は、年齢、性別、能力、国籍等にかかわらず全ての人のために初めから障壁(バリア)を作らないようにするという考え方です。
高松市では、「UDフェア」の開催や、ホームページのUD化(文字や色を変えられるボタンを設定)、納税通知書UD化(見違えることのない色の組み合わせを採用)などを進めています。
また、施設や設備のハード面、制度や施策のソフト面の充実と共に、相手の立場に立って思いやり、助け合うといった「心のユニバーサルデザイン」を育むため、学校でもUDについての学習をすすめています。
↑倉敷市内・白壁の美観地区にある大原美術館。
↑高松市役所の案内版もユニバーサルデザインのひとつ。大きな文字で色のコントラストもはっきりしていて非常に見やすいです。