↑これは月島区民館裏の児童公園です。
昨日、12月11日、奥村あきこ事務所をスタート地点として、佃・月島地域で放射線測定を実施しました。
測定には、8月に日本共産党区議団で購入したウクライナ製測定器(10万円相当)を利用。12名が参加しました。
★測定箇所は下記の通り。12時~3時まで測定しました。
①月島第一児童公園(月島4丁目)
②月島駅前児童公園(月島区民館裏)
③月島2丁目児童公園
④佃児童公園(佃3町目)
⑤中央区立石川島公園(佃2丁目)
★測定結果(マイクロシーベルト/毎時)
砂場 繁み 排水溝 木の根元 畑 すべり台(大)
① 地上から5cm 0・09 0・16 0.15 0.15 0.10 0.10
10cm 0.10 0・13 0.11 0・10
100cm 0.10 0・13 0.11 0.11
排水溝横 遊具(汽車) スロープの入口
② 地上から5cm 0.17 0・16 0.20
10cm 0.13 0・16 0.11
100cm 0.14 0・11 0.12
遊具(ハト) 通路排水溝
③ 地上から5cm 0.11 0・13
10cm 0.13 0・12
100cm 0.09 0・10
すべり台 U字溝 砂場
④ 地上から5cm 0・11 0・13 0.12
10cm 0.12 0・11 0.13
100cm 0.09 0・12 0.12
遊具(パンダ)
⑤ 地上から5cm 0.16
10cm 0.12
100cm 0.12
全体として、地上により近い方が数値が高いという結果でした。やはり大人よりも身長が低い子どもの方がより放射能の影響を受ける、ということになります。
そして、砂地よりも、遊具の下などに敷いてある弾力性のあるマットなどの方が数値が高いという傾向も分かりました。
通りがかりの方から「自宅前を測って」という要望があった箇所を測ったり、小さいお子さん連れのお父さん、お母さんと話が弾んだり、反応も多く返ってきてとても有意義なものとなりました。
ある民家の軒先で試しに測ってみたところ、雨どい下で0.26という数値が出てびっくりしました。
国の除染基準は、0.23マイクロシーベルト/毎時で、中央区でもそれ以上の数値が出た場合には、高圧洗浄もしくはそれ以上の措置(アスファルト張替えなど)をとることになっています。
共産党区議団の議員がそれぞれ地域で測ったなかには、やはり高い数値が出た箇所がいくつかあります。しばらくして、もう一度測定し、それでも数値が高いようなら区への精密な測定要請も必要です。
高い数値が出た場合、区が所有している高性能の測定器で精密に検査してもらうことが可能です。この測定器を使えば、今、区が区民に貸し出している中国製の物(5万円位)よりもより正確な数値が出るはずです。
まだまだ測りたい場所はたくさんあるので、これからも定期的な測定を続けていきたいです。しかし、本来は私たち区民ではなく、国が責任をもってやるべき仕事ですが...。「そのことを中央区としても国に強く要請するべき」と、共産党区議団としては区に働きかけていますが、なかなか動いてはくれません...。