2010年12月16日木曜日

12/15 「築地アセス」に参加

 東京都主催の、築地市場豊洲移転に関しての説明会が豊海小学校で開かれ、多くの市場関係者や区民が参加しました。
 
 都から大勢の担当職員が参加し、会場で「環境影響評価書案のあらまし~豊洲新市場建設事業~」というパンフレットが配られました。

 資料の内容は、要約すると「移転予定地の豊洲の汚染物質は全て無害化できる」というものです。

 私たちが主張している「現在地での再整備」に関しては、現在地再整備中に晴海に一部機能を移転する案はいずれも工期が長く難しい、との一点張り。

 都議会ではまだ「継続審議中」で合意はなく、最終的な判断を下すのは農水省であるにも関わらず、こういった説明会を開いて既成事実を積み重ね、豊洲移転が決定してしてしまったかのような印象を与えるやりかたに「納得いかない」、との声が続出しました。
 
 土壌、地下水、大気などの汚染問題についても納得のいく答弁はなく、まず「移転ありき」。

 デベロッパーにとって「おいしい」築地の土地を再開発させ、大型量販店にとって使い勝手のよい市場を作ろう、という豊洲移転。

 本来は住民・関係者からの理解を得るための「説明会」。なのに、参加者から質問の挙手があっても時間を区切り、人数を制限する質疑応答の様子は、「(一応)説明会は開いた」という形だけあればいいのだな、と感じさせるものでした。

 質問がでる限り、全ての質問に真摯に答えるべきだし、納得のいく結果が出るまで何度でも土壌処理実験は行うべきだと思います。

 何よりも、生鮮食品を扱う市場なのですから。

 私は、海外から遊びに来る友人・知人を何度も築地市場へ案内したことがあります。築地はあの場所にあってこそ価値あるものだと思います。
 
 ★豊洲市場移転に係わる「環境影響評価書案」に関しての意見書提出を!

 締め切りは2011年1月12日です。

 提出先:〒163-8001
 新宿区西新宿2-8-1 都庁第二本庁舎
 東京都 環境局 都市地球環境部 環境都市づくり課
 電話 03-5388-3453