小雨の降る中でしたが、総選挙での日本共産党の躍進の影響か、注目して話を聞いてくださる方がたくさんいました。
昨日は、都議会議員の植木こうじさん、小栗議員、加藤議員、私がお話しをしました。
11月27日、「第18回豊洲新市場予定地の土壌汚染対策工事に関する技術会議」が行なわれ、2011年から続けられてきた土壌汚染対策工事が完了したと宣言しました。
しかし、会議終了後に行なわれた記者向けのぶら下がり取材で、矢木座長や岸本市場長らが述べた「豊洲新市場用地の安全性が確認できた」という発言を、「安全宣言」とみなしてよいのかという質問に、都の担当者は、「安全宣言」だと断言できませんでした。
開場するには、土壌の安全性を証明するための2年間の地下水モニタリングが土壌対策汚染法で義務づけられていますが、それはまだこれからです。
モニタリングも始まっていない状態で「安全宣言」など行えるはずはありません。
それなのに、東京都は、12月17日に、第16回新市場建設協議会を開催し、豊洲新市場の2016年(平成28年)11月開場を業界と合意し、その日の午後1時からの都議会本会議で、舛添知事は16年11月開場を正式に表明しました。
しかし、これまでの協議会でも、東京都に対して、新市場のあらゆる問題点が指摘されており、今回も業界から様々な苦言が呈されました。
土壌汚染問題のみならず、いまだに卸売市場の要となる物流計画が決まっていないというのも、大きな問題の一つです。
新市場の物流、導線の問題、汚染問題を考えれば、豊洲新市場の築地市場の開設ではなく、築地市場現在地再整備を目指すべきではないでしょうか。