2015年7月18日土曜日

7/18 首相、批判浴び 新国立「白紙に戻す」 

 安倍晋三首相は17日、「国民の皆さん、アスリートたちからも大きな批判があった。このままではみんなで祝福できる大会にすることは困難だと判断した」とのべ、2020年東京五輪・パラリンピックでメーン会場となる新国立競技場について、「建設計画を白紙に戻し、ゼロベースで見直す」と表明しました。

 総工費が2520億円にも膨れ上がったずさんな計画の抜本的見直しを求める国民、スポーツ界をはじめ幅広い世論とたたかいに押されたものです。

 日本共産党は国会論戦で追及し、17日には遠藤利明五輪担当相に申し入れるなど抜本的見直しを求めてきました。

 今日の「しんぶん赤旗」には、「区民スポーツの日」(今年は10月12日開催)にゲストランナーとして参加し、中央区民と縁も深い、女子マラソンの有森裕子さんが登場。

 「今回の五輪は『被災地復興』も掲げていた。その意味でも莫大なお金をつぎこむスタジアムはふさわしくない。計画を見直すことで『国際的な信用を失う』という話もあったが、それよりも国内の人びとが納得し、信頼できるものではなくてはならないはず」と語っています。

 安倍首相は「民意にそって」新国立競技場建設計画を見直すならば、同じように「民意にそって」戦争法案も廃案にすべきではないでしょうか。