10月19日(月)~10月21日(水)まで、区民文教委員会の視察で北海道へ行ってきました。
10月19日は、旭川市で「まちなか交流館」を、10月20日は網走市で「学校支援地域本部」について、職員の方から説明を受け、質疑を行いました。
旭川市の「まちなか交流館」は、TMO(旭川商工会議所)が設置及び運営をしており、市がTMOに年間約4000万円の補助金を支出しています。交流館ショップの売上げ約600万円、家賃収入等700万円等で運営しているそうです。
旭川観光コンベンションセンターに委託して実施している「観光情報センター」、地場産センター等の協力を得て、加工品・農作物などの販売を行っている「交流館ショップ」、創業・開業希望者が開業を体験できるスペースを提供する「チャレンジショップ」、食に関するセミナーイベントなどを提供する「ワンデイシェフ」など、多くの機能を持つ施設で、野菜市やビアガーデン設置など、賑わい創出事業にも取り組んでいます。
地元民だけでなく観光客にどうPRしていくか、地元商店の活気にどう結びつけるか、課題はいろいろとあるようです。
網走市の「学校支援地域本部事業」は、市内の小・中学校及び特別支援学校を対象に、退職校長がコーディネーターとなり、地域住民がボランティアとして様々な学校支援を展開する事業で、登録している地域のボランティアは個人271名、15団体だそうです。
スキーやスケート授業の指導補助、読み聞かせ、部活指導、登下校の見守り、学校農園の管理などにあたっています。
コーディネーターがFAXや電話等で取組を確認し、学校や地域の調整に取り組んでいるとのことですが、例えば夏の水泳指導に対応するボランティアの数が不足することや、ボランティア登録をしたけれど自分の知識や経験を生かせる活動がないなど、マッチングの調整に苦労があるとのことでした。
2つの施策を、区政にどう生かせるか、考えていきたいと思います。
↑視察先で配布された資料の一部。