2019年6月11日火曜日

6/11 共同建て替えの推進を

 今日、環境建設委員会が開かれ、質問しました。

 報告事項は下記の通り。

  1.  平成30年度大気汚染常時測定結果について
  2. 平成30年度河川水質調査結果について
  3. 平成30年度自動車公害調査結果について
  4. コミュニティサイクル事業について
  5. 放置禁止区域の追加指定について
  6. 特別区道の路線の認定及び変更について
  7. 中央区分別収集計画の策定について
  8. 中央清掃工場の操業状況及び排ガス等調査結果について
  9. 築地場外市場地区活性化支援事業について
  10. 令和元年度再開発事業等の取組
  11. 中央区住宅マスタープラン中間まとめについて
  12. 区立住宅等の入居者募集について
  13. 地区計画の区域内における制限に関する事項の変更等について
  14. ブロック塀等の調査結果について
 主に、5番の「放置禁止区域の追加指定について」、10番の「令和元年度再開発事業等の取組」について質問しました。
 
 ★区は、放置自転車対策として、区立駐輪場への誘導や交通ルールのマナー徹底、コミュニティサイクルの拡充などを行ってはいるものの、まちには放置自転車があふれています。
 
 中央区は、主に市街地再開発事業によってタワーマンションが急増したことにより、人口も自転車も増えています。近くに駐輪場や駐輪スペースがなければ停めたくても停めることはできません。
 
 市街地再開発には区も莫大な補助金を投入しています。開発業者に対して、住民だけでなく来街者向けの駐輪スペース整備を協力に義務づけることは、区の責任です。協議段階で要請はしているということですが、実際には駐輪スペースが足りずに歩道に停められている例も区内にはあります。
 
 十分な駐輪スペース整備を事業者側に具体的に強く求めるよう要望しました。
 
 ★これまでに完了した再開発は16件、今後は29件の再開発の予定があることが資料で示されています。
 
 資料に掲載されていないもので、今後、再開発の希望が住民などから出されている地域は、おおよそ一ケタ程度ある、との答弁でした。
 
 今後、中央区では地区計画が改定され、民間マンションに対しこれまで行われてきた容積率1.2倍のおまけ(緩和策)がなくなりますが、市街地再開発事業は例外で、今後も強大なタワー型マンションが建つ予定となっています。
 
 人口が急増し、あらゆる施設が足りなくなっていますが、今後もさらに住民から再開発の希望が出されれば検討していく旨の答弁でした。これ以上の再開発は必要ないのでは、という私の言葉はなかなか届かないのが実態です。
 
 しかし、これまでの権利変換型のタワーマンションだけでなく、共同出資による共同建て替えについても検討はしていきたい旨の答弁もありました。
 
 区が主導的な立場で、住民や専門家などと協議をしながら、共同建て替えについてのプロジェクト立ち上げや他自治体の研究などにも力を注いでいくことを強く求めました。