スリランカには、世界のリゾートホテル建築に影響をあたえた「ジェフリー・バワ」(~2003年)という建築家がいます。
世界展開している高級ホテルチェーン「アマン・リゾーツ」のホテルも、このバワ建築をずいぶん参考にしているそうです。
プールと海面が一体化して見える「インフィニティー・エッジ・プール」なども、もともとはバワのアイディア。
今回の旅行で、バワ建築のホテル「カンダラマ・ホテル」に1泊してみました。
「カンダラマ・ホテル」は、深いジャングルに囲まれたロケーションの中に立ち、目の前は広大な湖です。時を経て、森に埋もれていくよう計算されて建てられたホテルだそう。
ビーチリゾートに建つバワ建築が多いなかで、異色の存在。
部屋のベランダには野生のサル(大量!)も遊びに来ます。
スリランカには、バワ建築のリゾートホテルはたくさんあります。中には、元・バワの別荘というものもあります。バワは、国会議事堂や仏教寺院も建てています。
スリランカの豊かな自然を取り入れた開放的なバワ建築。
「地域の特性を生かした建築って素敵だな」と、しみじみ。
日本にも「日本の土壌にあった美しい建物」がたくさん増えて欲しいと思いました。