↑本日7月22日の「しんぶん赤旗」ですが、正しくは比例4議席→5議席です。開票結果が印刷に間に合わなかった模様です。
昨日の参議院選挙で、日本共産党は改選3議席から、比例5議席と選挙区3議席あわせて8議席へと躍進することができました。これで、非改選の3議席と合わせて参院で合計で11議席となり、議案提案権を持つ院内交渉会派となりました。
吉良よし子さんは、当選後のインタビューで「就職氷河期世代として、雇用問題やブラック企業ゼロ、そして首相官邸前で声をあげ続けてきた原発再稼働反対など、一つ一つの声を必ず国会に届け、自民党の悪政ストップに全力をあげます」と語っています。吉良よし子さんをご支援いただいた皆さん、本当にありがとうございました。
選挙区では、東京の他に、定数4の大阪で吉良よし子さんと同じように若い36歳の辰巳孝太郎さんが議席を獲得、定数2の京都でも激戦の結果、倉林明子さんが議席を獲得し、3つの選挙区で議席確保となりました。
そして、比例でも、目標としていた5議席を確保することができました。今後のことを考えても、国政において大変大きな足がかりを得た選挙となりました。
私たち日本共産党は、今度の選挙で、自民党と正面から対決し、4つの転換を訴えて選挙戦をたたかいました。
一つ目は、国民の所得を増やして景気回復をはかること。
二つ目は、原発ゼロの日本をつくること。
三つ目は、憲法を守り生かした平和日本をつくること。
四つ目は、アメリカいいなり政治を正して、自主独立の日本をつくること。
今の政治状況の中で、自民党の政治に対する「これは危ないぞ」という危機感や不安感を、少なくない国民が持っていると思います。
自民党政治が進める消費税増税、憲法9条改定、原発再稼働などの暴走を、日本共産党が正面から対決してストップをかける頼りになる政党として、今後も力を発揮していきたいと思います。
同時に、日本共産党は、自民党との対決とともに、どんな問題に対しても、何でも反対するのではなく、抜本的な打開策を示してきました。
例えば、景気回復の問題では、大企業が抱えている260兆円もの内部留保のほんの一部を活用することで給与を引き上げることが可能なこと、それを突破口に消費を活性化させるという対案を示しました。
同時に、今働く人の3人に1人、若い世代では2人に1人が非正規雇用となっている問題の大本にある労働者派遣法を抜本改正して正社員が当たり前の社会をつくること、大企業と中小企業が対等に取引できるルールをつくること、最低賃金を時給1000円に引き上げること、などを進めて、この日本から働く貧困層をなくし、消費を活性化し、内需を増やし、日本経済を成長させようと訴えました。
また、今の日本の不公平な税負担、例えば所得1億円を超えると所得税率がどんどん下がっていくようなおかしな税制を見直して、富裕層や大企業に対しては所得や利益に見合った応分の税負担を求めて、消費税に頼らずに医療・介護・年金の充実させることも訴えました。
自民党政治に対して、こうした打開策をきちんと示しながら、この選挙結果で得た国会での新しい力を存分に活かして、今後も公約実現にむけて全力をあげて頑張ります。
都議会議員選挙に続き、参議院選挙でも、日本共産党の躍進を応援してくださった全ての皆さんに心からのお礼を申し上げ、また今後も、日本共産党へのご支援をお願い致します。