1月23日、東京都は築地市場の跡地に国際会議場やホテルなどを整備する「築地まちづくり方針」素案を発表しました。
都民や市場関係者の批判を押し切って移転させた築地市場の跡地に、国際展示場、高級ホテルを備えた複合施設(MICE)を整備する内容となています。
小池都知事は、2017年6月に発表した豊洲新市場移転の「基本方針」で、築地市場跡地に「職のテーマパーク機能を有する新たな市場」を整備するとしていました。
また、豊洲に移転した業者が希望すれば築地に戻れるようにするとも述べていましたが、この「素案」は、こうした小池都知事の約束を反故にし裏切る内容です。
都政新報(1月18日付)には、「都庁内ではカジノを含む統合型リゾート(IR)が不可欠との声も上がっている」との報道もありますが、とんでもない話です。矢田中央区長も、以前「カジノは好ましくない」と議会で答弁しています。
区民や都民の声、場外市場関係者の声を無視するような計画の進め方は問題です。
東京都は、この「素案」に対するパブリックコメントを2月21日(木)締め切りで行い、3月末ごろに「築地まちづくり方針」を策定するとしています。
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