2011年10月21日金曜日

10/21 北海道より戻りました

 ↑札幌にて、赤レンガの「旧・道庁」。市内は紅葉がきれいでした。

 ★視察1日目・・・

 旭川市役所にて、「中国人観光客おもてなし事業」について市の担当者の方から話を聞きました。

 2008年に公開され中国で大ヒットとなった中国映画「狙った恋の落とし方」(日本では2010年公開)のロケで北海道が使われたことや、中国本土から旭川空港へのチャーター便が就航したこと、中国人の個人観光ビザ発給用件の緩和、などにより近年増加している中国人観光客の受け入れ態勢の整備を、旭川市では進めています。

 ・これまで英語でしか対応していなかった「観光情報センター」に中国語も導入。
 ・飲食店やホテルの従業員を中心に、中国語の語学研修を実施。昨年11月から延べ525名が受講。
 ・ホットラインの開設・・・商店やホテルが会話で困った場合に、電話を通じて中国人スタッフが通訳するホットラインを開設。

 課題は、「ホットライン」のサービス時間が午前9時~午後5時までと短く、夕食時に対応できるだけの人員が確保できていないことだそうです(現在4名)。

 外国人観光客の人数の推移は、「旭川動物園」の入場者数と比例しているそうで、動物園以外の「これだ!」という観光スポットを開拓できていないことも悩みのひとつだそうです。

 ★視察2日目・・・

 市内9校の中学校の生徒全員が、2年生か3年生のときに5日間、職場体験を行う「キャリア教育推進事業」について、話を聞きました。

 市内97ヶ所の事業所(保育園、小学校、公民館、体育館など市施設の他、ケーズデンキ、コープ、JR、ローソンなど民間企業)が受け入れ先となっています。

 職業体験を終えた生徒のアンケート結果では、「かなり有意義な時間だった」「働くことの厳しさや楽しさを感じることができた」「自分の進路や将来の行き方を考えるきっかけとなった」など感想が寄せられています。

 幅広い選択枝を設けるため、受け入れ事業所を増やしていくことが課題だそうです。

 ★視察を終えて...

 視察自体はもちろんですが、視察を通じて他の議員や理事者と交流をはかれたことも有意義でした。ざっくばらんにいろいろ話ができて、充実した3日間でした。観光をする時間はなかったので、いづれゆっくり北海道を回りたいです。