2014年4月14日月曜日

4/14 事故を反省するなら、原発廃止を

 安倍政権が閣議決定した「エネルギー基本計画」は、国のエネルギー政策の中長期的な指針です。

 東京電力福島原発事故は、原発が完全にコントロールできない未完成の技術であり、いったん事故が起きれば長期にわたって広範囲に、予想もつかない被害を及ぼすことを証明しました。

 事故から3年余り、いまだに事故は収束せず、日本国内に稼働中の原発は1基もありませんが、エネルギーは足りています。

 原発事故を真剣に反省するなら、原発は直ちに廃止し、原発に依存しないエネルギー政策を確立すべきです。

 2月下旬政府がまとめた「計画」の原案には福島原発事故について、「政府及び原子力事業者は、いわゆる『安全神話』に陥り、十分な過酷事故への対応ができず、このような悲惨な事態を防げなかったことへの深い反省を一時たりとも失念してはならない」とありましたが、この部分を削除しようとし、国民の批判をあびました。っこれは、新たな「安全神話」の本音の表言えるのではないでしょうか。

  「計画」は原発を安価で安定的な「ベースロード電源」としていますが、原発は「究極の高コスト」電源であり、ひとたび事故をおこせば一気に大電力がなくなる「最悪の不安定」電源であり、、「核のゴミ」や事故処理の費用や廃炉の費用などを計算に入れれば、原発が決して「安価」でも「安定的」でもないのは明らかです。

 
 しかし、原発が、「ベースロード電源」などには決してなりえないことは、福島原発の大事故が明らかにしました。

 原発依存をやめ、太陽光、風力など再生可能な自然エネルギーに転換することが世界の流れです。



 ↑今晩の夕食。ゴボウと牛肉を煮てみました。