原発を「ベースロード電源」と位置づけた今回の「エネルギー基本計画」は、世界の潮流に逆行しています。
再生可能エネルギーの太陽光や風力は、需要の大きな時間帯に調整用に使う「ピーク電源」の位置づけとなっており、再生エネを原発に従属させる考え方です。
しかし、欧州連合(EU)は、再生エネの導入のために、「優先給電」を指令(EUの法律)で義務づけています。
「優先給電」とは、再生エネの電力は優先的に電力形動に流さなければならないというルールです。再生エネの出力が増えた場合は、原発などの出力を絞ります。
日本の基本計画とは反対に、再生エネに原発を従属させる考え方です。
関西大学の安田陽准教授は、「ベースロード電源やピーク電源という分類自体が、すでに前世紀的な発想になっている」と言います。
世界の潮流や新しい時代の波に逆行する「エネルギー基本計画」は見直すべきではないでしょうか。
↑今晩の夕食。じゃがいもを挽肉と炒めてみました。