2014年10月10日金曜日

10/10 決算特別委員会(総括質問)

 全ての款にわたって自由に質問できる「総括質問」を行いました。

 ★中央区のまちづくりについて

 大規模開発や市街地再開発などによる急激な人口贈に、保育所や学童クラブ、特養ホーム、駐輪場などの施設設備が追いつかず、旧住民だけでなく新住民にとっても住み続けられるまちづくりとなっていないことは問題だと指摘しました。
 先月報告された「中央区近代建築物調査」を生かし、町屋・長屋などの木造建築物を生かし、中低層のまちづくりをすすめること、ワークショップなどを開き若い世代の感性を取り入れ、路地空間を残したまちづくりへの転換を求めました。

 ★保育所不足の問題について

今年4月には6園が開設されましたが、今、直近の10月6日では10月選考後で認可保育所待機児は613人となっており、保育所不足は依然深刻です。
中央区が、認可保育所を中心に整備をしてきたことは評価しますが、今は株式会社でも認可保育所をできます。株式会社をアテにしての待機児解消ではなく、区立の認可保育所増設による待機児解消を求めました。
月島1丁目の認証保育所「ちゃいれっく」は、来年度から定員を拡大し認可保育所となる予定でしたが取りやめとなり、保護者や保育士はどっちつかずの不安定な状況に一時置かれました。
勝どきに10月開設が予定されていた「ほっぺるらんど」は、保育士が集まらず開設延期となりました。
保育士配置や面積、保育士の待遇等の基準が株式会社より高く保たれている区立認可であれば、こうした混乱はそもそもないでしょう。
「労働の質」確保が、「保育の質」につながります。
新制度が来年度から始まりますが、児童福祉法24条第1項に掲げられている「自治体の保育の実施責任」を果たすことを求めました。

★学童クラブ不足の問題について

 現在、児童館の面積は児童一人につき概ね1.65㎡とガイドラインで決められていますが、実際には、築地児童館1.17㎡、掘留児童町児童館1.43㎡、浜町児童館1.26㎡、晴海児童館1.42㎡、と、全8館のうち4館は基準を満たしていません。
来年度からは、「中央区放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例」が新たに施行され、一人当たり1.65㎡という基準は条例により定められ、守られなければ条例違反ということになります。
条例で定められた基準を守り、改修やスペース確保し、特に需要が高い豊海地区、勝どき地区では新たに整備することなどを求めました。

それ以外にも下記の問題について質問しました。

★保育料の値上げについて
★豊洲新市場予定地の土壌の安全性について
敬老買い物券の贈呈額引き下げと対象者の年齢引き上げ、共通買い物券購入限度額の引き下げについて
★給食食材料費補助の廃止について
★区内中小業者を対象とした悉皆による景気動向調査実施について