2014年10月8日水曜日

10/8 決算特別委員会(土木建築費)

 土木建築費について質問しました。

 ★建設現場の安全確保策について

 8月21日、人形町のビル解体工事現場で、現場を囲う鉄製フェンスが道路側に倒れて、歩道を通行中の会社員が、下敷きになり死亡するという事故がありました。
 競争激化で工事の単価が下がり、一部の業者が安全対策を軽視しているためや、技術力と安全意識が不足する業者が出てきたとの指摘がある中で、国は6月に「適切な資格を持った人が配置され、安全性を高める必要がある」(国土交通省)として建設業法を改正しました。
 中央区では、都市計画課で作成したチラシ「工事現場における安全管理の徹底について」を申請に来た業者に手渡しているということですが、その中でも事故が起きています。
 現場の中まで入っていって作業員がどう動いているかなど、指導の強化が必要であること、チラシもチェックシート式にするなどして、さらに注意喚起を促すよう工夫することを求めました。

 ★自動車の一時停止の指導について

 月島1丁目~3丁目の西河岸通りなど、信号がない横断歩道で一時停止をしない車が非常に多い例を示し、「第9次中央区交通安全計画」の中で一時停止をどう守らせるか、という方針や考え方は書かれていないことを指摘し、区として「一時停止のルール徹底」の認識や指導についての対策、事故の統計調査の必要性についてただしました。
 また、車のスピードを落とさせるため、実験的にハンプを導入することを求めました。

 ★住み続けられる住宅について

 中央区では、低所得の方やひとり親家庭、高齢者世帯などが安心して住める区立住宅や区営住宅などの公共住宅が不足している例をあげ、23区中13区で実施している民間賃貸住宅を対象とした家賃助成制度創設を求めました。
 また、都有地につくられるオリンピック選手村跡地に、都営住宅を建設するよう都に要請することを求めました。