2011年3月3日木曜日

3/3 奥村あきこレポート No.17 できました


 今号の特集は、2/2に傍聴した区議会第1回定例会での共産党代表質問です。

 今日は、おぐり智恵子議員の質問をご紹介します。

 ★国保料の引き下げ要求
 
 国保料の算定方式が「住民税方式」から旧ただし書き方式」に移行することで、各種控除が適用されなくなり、中央区では約2割の世帯が保険料値上げとなります。
 今でも高い保険料を払えず滞納している世帯は、約7000世帯、加入世帯の26%(全国平均は20%)。高すぎる保険料引き下げを求めましたが、区長は「難しい」と、そっけないものでした。

 ★「公契約条例」制定で官製ワーキングプア解消を

 自治体が締結する公共事業などの契約において、低入札価格で受注した事業者のもとで働く下請け業者や労働者にしわ寄せがいき、賃金低下を招いていることが、「官製ワーキングプア」として問題になっています。
 国や自治体は、国民の生活と権利を守ることが仕事。行政みずから国民の生活悪化に手を貸すことがないよう、適切な価格で公共事業などを発注する「公契約条例」制定を求めましたが、区長の答弁は「当面予定していない」というものでした。

 ★「住宅リフォーム助成」で中小・零細業者の仕事おこしを

 今、全国各地で制定されている「住宅リフォーム」助成。小規模な改修工事も対象となり、20万円以上の工事に対して10万円を支給するなど金額も限られたものですが、住民に喜ばれ、中小・零細業者の仕事おこしにもなっています。
 「住宅リフォーム助成」導入を求めましたが、区長は「住宅改修に対する融資あっせんなど、従来からある制度の促進をはかる」とだけ答えました。

 ★こども医療費無料の18歳までの拡大を

 現在、中学3年生までの医療費無料化を18歳まで拡大するよう求めました。中学卒業後、高校・大学と教育費の負担が大きくなるころに医療費無料がなくなるので、家計も大変です。
 千代田区では来年度から18歳までの無料化が実施されます。中央区でも拡大を、と要求しましたが、区長は「今後、他区の状況やその効果なども見極めていく」と、消極的なものでした。