2011年3月7日月曜日

3/7 築地移転 問われる「地元・中央区」の姿勢


 ↑雪の「まりこ勝彦・奥村あきこ事務所」

  ★ 「奥村あきこレポート No.17」より、2月22日に傍聴した区議会第1回定例会での、共産党・志村たかよし議員の代表質問をご紹介します。
 
 『築地市場移転問題 地元・中央区の姿勢を問う』

 築地市場「移転」計画は、その「跡地利用」を財界・ゼネコンがねらい、「市場流通の乗っ取り」を大商社・大手スーパーがねらうものです。

 昨年10月、石原都知事が移転予定地・豊洲の土地購入予算の執行を強引に表明しましたが、今、都議会は「移転反対」を公約に掲げた議員・会派が過半数を占めています。来年度の予算案から移転関連予算が削除されれば、豊洲新市場建設は進みません。移転阻止は十分に可能な局面にあります。

 しかし、問題なのは、地元・中央区の姿勢です。

 区長は、築地市場移転を前提とした「賑わい施設」構想を都知事に提案。跡地の半分に、「仲卸ゾーン」「観光飲食ゾーン」など観光客や買物客向け施設を作る、というものです。

 志村議員が、「移転容認そのものだ。『賑わい施設』は場外施設と競合し、場外の衰退を免れない。無謀な計画に莫大な区財政の投入は許されない。移転反対の立場に立ち戻るべきだ」と、区長の姿勢を問いましたが、区長は明言を避けました。

 ★矢田区長は7期目を目指して区長選に出馬します。これまで「移転断固反対だが、万が一、都が移転を強硬した場合に備える」 と発言していた区長ですが、自民党都連の区長推薦条件は、「移転容認」。どうする、区長?苦しい立場に追い込まれているようですが。