2011年8月28日日曜日

8/28 「臨海部問題・中央区の会」


 発足して20年になる「臨海部問題・中央区の会」の総会に参加しました。

 臨海幹線道路計画に反対するとともに、都民本位の臨海部開発を求めつつ、環境を守る活動などに取り組んできました。

 今日の会議では、

 ★8/3、全労連全国一般労働組合や東京中央市場労働組合が、築地市場の真上に建設が予定されている環状2号線建設について、「築地市場を貫く計画で、生鮮食料品の流通に重大な支障を及ぼす」として、農水省に対し計画の中止を求めたこと

 ★築地市場の水産中卸団体のひとつ「東卸」の理事長に「移転反対派」が選ばれたことで、東京都が移転の前提としていた「6団体の一致」が崩れ、今、移転中止に追い込むための世論と運動が重要になっていること

 ★昨年12/6の中央区議会で、東京都や(株)首都高速にたいして「首都高速晴海線計画の見直しを求める意見書」が、前回一致で採択されたこと

 ★勝どき駅から黎明橋までの歩道の混雑緩和のため、区が提案している歩行者専用橋の設置について

 ★15年度完成予定の勝どき駅のホーム拡張とコンコース改修について

 ★晴海から東京駅までを結ぶLRT(次世代路面電車)の計画について

 などが話し合われました。

 勝どき地域は、晴海トリトンが01年に竣工し、オフィス部には約2万3千人が就業し、住戸数は1800戸。11年には住戸数約700戸の「勝どきビュータワー」も完成し、交通量は増える一方。勝どき駅の乗降客は、乗り換えのない単独駅としては大江戸線で最多です。再開発計画は晴海や月島でも進んでいます。

 大気汚染による中央区の公害患者も増加しています。小・中学校のぜん息患者は09年度で458人、区全体の患者も09年3月末で809人にのぼっています。

 区民の声が反映される、環境に負荷をかけないまちづくりを目指してがんばります。