2014年6月25日水曜日

6/25 都議会ヤジ問題は、自民党政治の表れ

 東京都議会で発せられたヤジが世界を駆けめぐる大問題となっています。

 18日、質問中の女性議員に向けられた「早く結婚したほうがいい」「子どもを産めないのか」などのヤジ。ようやく自民党の都議が名乗りでましたが、この人物は事件発覚後、メディアの取材に「品のないヤジはよくない」としらを切っていました。

 当初、「わからない」と都議会自民党は幕引きをはかろうとしまししたが、返したのは世論がひっくり返しました。

 ネットを通じて、ヤジを飛ばした議員の処分を求める署名は23日までに9万人近く。都議会局には批判の電話が鳴りっぱなしで、「たくさんで集計しきれない」(広報課)。

 海外メディアにも波及。米国のCNNが「怒りの声が高まっている」と伝え、大手の欧米紙も報道。都議会では超党派の女性議員が「セクハラであり、人権を侵害するもの」と議長に申し入れていました。

 安倍政権の「女性が輝く日本へ」のスローガンはかけ声だけです。働く女性の4割が200万円に満たない年収(国税庁調査)。保育所が少なく、出産前後に半数以上の女性が職を離れざるをえません。
 
 ヤジ問題は、今の安倍政権、自民党政治の正体を示しているのではないでしょうか。