低所得のために国民健康保険料・税が減額となる世帯が2012年度は885万世帯を超え、過去最多になったことが7日、明らかになりました。
総務省の「市町村民税課税状況」によると、12年度に政令によって国保の減額対象となった世帯は885万49世帯で国保加入全世帯の43・7%。減額対象世帯の被保険者数は、1439万352人で41・5%にのぼりました。
負担能力のない非正規雇用の人たちが増え、社会保険に入れず国保に集中していためで、これは貧困と格差のあらわれの一つです。非正規労働者は、年収が100万未満~199万円が男性57・7%、女性85・6%と非常に低収入です。