←明石小学校エントランス。表現主義的なアーチが多用されている
7/14付の「東京新聞」朝刊1面に、重要文化財級の価値がある中央区立明石小学校建て替えについての記事が出ました。
関東大震災後、都内に建てられた「復興小学校」117校のうち、現在19校が残るのみ。そのうち10校が中央区に集中、7校が現在も使われています。
日本建築学会は、「保存要望書」を2月、5月、そして今回7/9に中央区に提出し、特に明石小は「国重要文化財に相当する価値がある」との見解を示しました。
しかし、区側はすでに改築モデルを設計済みです。改築準備協議会も3年前から立ち上がっており、「住民とも十分に協議を重ね、理解を得ている」とし、改築計画を続行させる立場です。
明石小の校庭にプレハブの仮校舎はすでに完成しており、8月には仮校舎へ設備の移動、10月頃には校舎解体の予定となっています。
勝どき橋や歌舞伎座などと並ぶ重要文化財的価値がある明石小。計画続行ではなく、「後世に文化を受け継ぐ」という、文化に対する認識が問われていると思います。
明日、7/15(木)、10時~、まりこ勝彦区議が、区民文教委員会でこの問題について質問します。ぜひ足を運んでください。