↑月島1丁目・長屋の屋根。この路地には7軒あまりの民家が連なっています。
今日、恒例の銭湯前で演説をしていると、一人の男性(70代かな?)が話しかけてきました。
「近所の銭湯の廃業が続いて、お年寄りが遠くの銭湯まで足を延ばさなくてはならなくなっている。いつも銭湯前でせっかく演説しているのだから、この銭湯減少問題を演説内容に取り込んでみては?」
という提案でした。
なるほど~。身近な問題、しかも銭湯の目の前で演説をしていながら、配慮が足りませんでした。
佃・月島は、だんだん高層マンション群に侵食されつつも、昔ながらの長屋がまだまだ残っている地域です。カメラ片手に佃・月島を歩く観光客にとっても、その長屋の続く町並みが、格好の被写体となっています。
その長屋群にはお風呂がないことも珍しくありません。長屋に住むおじいちゃん、おばあちゃんにとって、銭湯の廃業は大問題です。遠くの銭湯まで毎日長距離を歩くのは相当な負担になります。
近所の銭湯が消滅→お風呂に通えなくなる→やむを得ず長屋から引越し→長屋に空き家が増える→大手デベロッパーによる土地の買収→大型マンション建設→風情ある町並みを求めての観光客減少→もんじゃ店も衰退→町がさびれていく???
なんてことにも繋がりかねない大問題?!
次回の銭湯前演説には、この「銭湯問題」を盛り込みます!