2014年7月15日火曜日

7/15 「少子高齢化対策特別委員会」 視察

 7月14日、15日の2日間、「少子高齢化対策特別委員会」 の視察へ行きました。

 1日目は、京都地域包括ケア推進機構を訪ね、「京都式オレンジプラン~京都認知症総合対策推進計画~」について、担当者から説明を受けました。

 
  「認知症の人と家族の会」は京都が発祥の地ですが、この家族会も反対するなか、安倍政権は介護保険制度改悪をすすめようとしています。来年4月から、要支援1、2の認定を受けている全国160万人の高齢者の訪問介護・通所介護が、国の責任で行う介護保険サービスから、市区町村がそれぞれ行う事業に置き換えられることになりますが、要支援1、2の認定者の中には、認知症の方が多く含まれており、中央区でも約半数が認知症です。

 その影響について聞くと、京都地域包括ケア推進機構の担当者も「影響は非常に大きく、自治体の財政力の違いなどにより地域格差は間違いなく出てくる。しかし、決まってしまったことなので、京都府として市町村に支援をしっかりしていきたい」ということでした。

 2日目は、大阪府貝塚市で「子育てネットワークの会」のお話を聞きました。

 この会は、公民館の保育付講座受講者が集まってつくった自主活動グループで、1988年に発足した歴史のあるものです。

 子どもの年齢別に分かれた4部会(乳幼児・幼稚園・小学校・中学校部会)で構成され、プレイパークやあそび塾、毎月1回の講座開催、ニュースの発行など、幅広い活動をしています。

 特筆すべきことは、貝塚市は全国で珍しく公民館に公民館主事という専門職をずっと配置し、社会教育のプロとして会の運営全般および各部会運営において各種の相談・アドバイス等をおこなったことです。社会教育の専門職と市民が一緒になりつくりあげてきた活動からは学ぶところがたくさんあると思いました。

 2日間、非常に有意義な視察となりました。