2014年7月28日月曜日

7/28 自治体学校に参加しました

 7月26~28日の3日間、自治体学校実行委員会主催の「第56回自治体学校in仙台」に参加しました。

 全国から1000人を超える自治体職員や地方議員などが参加しました。

 1日目の全体会では、一橋大学名誉教授・杉原泰雄さんの「日本国憲法の地方自治」と題された記念講演を聞きました。

 その後、福島県浪江町長・馬場有さんの「原発災害の現状と自治体の役割」、岩手県大槌町地域包括支援センター主任主査・岩間純子さんの「地域の中の保健師」、河北新報社報道部震災取材担当デスク・小島直広さんの「日常を取り戻すために 日常を失わないために」という3つのリレートークで、災害時の自治体の役割について当事者の生の声を聞き、その責任の重さ、つらさ、心得、限界などについて考えさせられました。

 

 2日目の分科会では、15個ある講座の中から私は「基本の『き』から学ぶ憲法・地方自治の生命力」を選択し、自治体問題研究所運営理事・池上洋通さんと渡辺繁博さんのお話を聞きました。

 現行日本国憲法と自民党改憲案に見る憲法の基本理念と地方自治、今日の地方分権改革・自治体構造改革の根本的問題、現場から考える実践的地方自治論、などを勉強しました。

 

 3日目の全体会では、福島大学共生システム理工学類教授・芝崎直明さんの「福島第一原発の汚染問題の現状」と題した特別講演を聞き、汚染水問題の経緯や背景、現状、問題点について学び、未だ解決に向かっていないこの問題を東電や国まかせにせず地元自治体がしっかり監視していく取り組みについて考えました。

 来年の自治体学校は石川県・金沢市で開かれます。自治体の問題に関心のある方ならどなたでも参加できます。お問い合わせください。

 自治体問題研究所 ☎03-3235-5941 FAX03-3235-5933