2015年1月14日水曜日

1/14 助成金目当て 駆け込み新党

 年間320億円にのぼる国民の税金を政党が山分けする政党助成金を目当てにした、駆け込み新党結成が相次いでいます。

 
 昨年12月26日には、総選挙で議席を減らし「国会議員5人以上」という政党助成金の受給要件を失った「生活の党」に山本太郎参院議員(無所属)が合流して「生活の党と山本太郎となかまたち」が結成されました。

 今年に入ると、昨年11月に解党した「みんなの党」の松田公太参院議員らと、「次世代の党」を離党したアントニオ猪木参院議員が合流して「日本を元気にする会」の結党届を提出(8日)。続けて次世代の党の園田博之衆院議員が「太陽の党」に移籍(9日)し、助成金の受給要件を取得しました。

 年末にこうした駆け込みが相次ぐのは、政党助成金の受給資格が、毎年1月1日の時点で「国会議員5人以上」か「国会議員1人以上いて国政選挙の得票率2%以上」という政党要件を満たしているかどうかで決まるからです。1月1日を過ぎても1月16日までに届け出れば、1日の基準日に要件を満たしたと扱われるために、年明けにも駆け込みが続くのです。

 政党助成金制度開始から20年。理念も政策もない離合集散、政党の堕落が進んでいます。