2015年1月16日金曜日

1/16 「ピースとハイライト」

 
 NHK紅白歌合戦に31年ぶりに出場したサザンオールスターズが歌った「ピースとハイライト」。

 「ピース」は平和、「ハイライト」は「極右」。桑田さんがつけたちょびひげの顔はヒトラーを思わせるものでした。

 桑田さんが「最近の東アジアをみてつくった。相手のことを理解して、自分たちのことも伝えて...。二度と過去の過ちを繰り返さないようにとの思いで」というこの曲。

 「都合のいい大義名分(かいしゃく)で争いを仕掛けて、裸の王様が牛耳る世界は...狂気」
 「歴史を照らし合わせて 助けあえたらいいじゃない 硬い拳を振り上げても 心開かない」
 「希望の苗を植えていこうよ 地上に愛を育てようよ」

 極右ぶりを発揮している安倍政権への痛烈な風刺をこめた平和へのメッセージと受け取れます。

 
 歴史認識や領土問題、靖国参拝など日本の政治の右傾化が、東アジアの対立に拍車をかけています。

 安倍内閣は自分でつくりだしたといってもいい緊張状態を理由に、憲法9条を踏みにじり、集団的自衛権の行使にまでつき進もうとしています。「硬い拳」をさらに高く振り上げるかのように。

人々の心を動かし、社会をも動かす勇気をくれるメッセージソングです。