2015年1月9日金曜日

1/9 公立保育園 非正規44.7%(区部は41.8%)

 都内の高率保育園で働く秘蹟職員の割合が約45%にのぼることが、1月8日、明星大の垣内教授が自治体などに行ったアンケートで分かりました(1月9日付、東京新聞)。

 垣内教授は「非正規雇用が進んで労働条件が悪化し、専門性を発揮できる条件がうしなわれつつある」と話します。

 まさに、日本共産党区議団が指摘し続けている問題です。

 垣内教授の試算によると、平均年収は約121万円、他の仕事をかけもちしている人は20.4%で、やむを得ず非正規を選択した人は25%でした。

 仕事上では、32.6%が「非正規にほとんど情報が与えられない」と情報共有の不足をうったえ、「園児のことをもっと教えてほしい」「正規職員と話し合う機会がほしい」という声が目立ったそうです。
 垣内教授は「保育者同士が語り合うことで専門性も高まるのに、分断されて個別的な労働が進んでいる」と話します。

 中央区での非正規の割合を見ると、区立認可保育園全14園で、正規職員328人のうち約55%にあたる181人が非正規で、区部平均41.8%より約13%も多いことが分かりました。(2014年3月現在。こども園は除く)。

 単純に比べることはできませんが、こどものための保育を本気で考えるなら、保育士の処遇改善と正規職員を増やすことに取り組むべきではないでしょうか。