2015年12月13日日曜日

12/13 築地移転は見直しを

 築地市場移転反対!現在地再整備を求める宣伝行動も、昨日で64回目となりました。

 東京都は、築地市場での業務を来年11月2日に終了させ、5日後の11月7日に豊洲市場を開場しようとしていますが、問題は山積しています。

 「4日間ではとても間に合わず、商売を始められない業者が必ず出る」
 「何も決まっていない中で、1年後の開場というのはものすごく不安だ」
 「オリンピックのためにこの時期までに移転しなければいけないと言うが、100年使う市場がそれに左右されるべきではない」

 11月25日、築地市場で働く水産仲卸業者有志が開いた集会では、様々な意見が出されました。

 施設設備や物流動線、交通アクセス、晴海選手村の工事車両による渋滞、津波対策、周辺の水質の問題、そして、豊洲市場予定地の土壌汚染対策で333区画の調査を都が実施していないことへの不安...。

 環状2号線工事も遅れています。築地市場を移転させた「跡地」を通って汐留につなげるため、仮設の道路も豊洲新市場の開設には間に合わないどころか、豊洲への引っ越しにも使えないかもしれません。

 築地市場「移転」は、混迷し続け、豊洲での正常な営業が可能なのか不鮮明です。

 市場関係者の声を受けとめない都の責任は重大です。この際、計画を見直す英断をすべきではないでしょうか。