2011年2月9日水曜日

2/9 マクドナルドで考える


 朝の街宣が終わると、事務所までの帰り道にあるマクドナルド月島駅前店(7番出口)で、たまに熱いコーヒーを買います。

 それにしても安いですね。モーニングセットも200円。ありがたいけれど、あまりに安すぎて複雑な思いです。

 低価格を実現するためには、原材料費、人件費などなど、徹底的なコストダウンが図られています。

 ★安いといえば...

 菅政権がすすめる「TPP(環太平洋連携協定)」に日本が参加することになれば、「例外なき関税ゼロ」が実施されて、安い食料品が大量に輸入されることになります。

 「TPP」に参加するには、「全ての交渉国の同意が必要」となっています。輸入相手の国から、輸入食品の安全基準(ポスト・ハーベスト※の食品添加物の表示、殺虫剤・除草剤の残留など)の緩和要求が必ず出てきます。それを丸のみしなくてはならなくなる可能性が非常に高いでしょう。

 裕福な人は「高いお金を払っても安全な国産のものを買う」という選択肢もありますが、お金のない人は「安全とはいえない輸入ものしか買えない」ということになるのでは?

 また、日本がTPPに参加した場合、現在の食料自給率40%→13%に下がると農水省は試算しています。

 昨年3月に、政府は「食料自給率を50%に上げる」ことを閣議決定したはずなのに、TPP参加を進めるというこの矛盾...。

 「自給率50%」と「関税ゼロ」、どうやって両立させるのか?不思議で首をひねってしまいます。

 ※「ポスト・ハーベスト」ってな~に?http://www.k403.com/postharbest.html