第2回総合教育会議が開かれ、傍聴しました。
昨年、教育委員会制度が改正されました。教育委員長と教育長を統合した「新教育長」が設けられ、首長が教育委員とともに教育長を任命し、首長主宰の「総合教育会議」を設置し、「大綱」を策定することになりました。
教育委員会が合議制であるということは重要なことで、教育委員会の独自性と、教育の中立性をどう担保するか、政治権力による不当な支配を許さないことが、教育委員会制度改正後も非常に大事です。
今回の会議では、 「中央区教育大綱(案)」が出され、質疑応答がありました。
会議の進行などは区長部局である総務部が取り仕切っていましたが、「大綱」の中身は、2015年に中央区教育委員会が策定した「改訂中央区教育振興計画」の第3章をそのまま引用したものとなっていました。
昨年12月の区民文教委員会で、私は「文科省から施行通知も出されており、首長も、教育委員会も執行機関として対等であることから、総務部が大綱原案を作成したとしても、教育委員会がそれを無理にのむ、という必要はないし、首長と教育委員会で調整できなかった事項については、無理に連携する必要はない」ということを確認する質問をし、齋藤副区長は「その通りだ」という旨の答弁をしていました。
大綱(案)を見れば、教育委員会の独自性は担保されたことが分かるので、ひとまず安心しましたが、今後も注視が必要です。