今週の「しんぶん赤旗」日曜版に、クラブハウスでDJが音楽をかけながら、また、路上で紙芝居を使って、ユニークな方法で憲法を楽しく知ってもらおうと取り組んでいる「明日の自由を守る若手弁護士の会」が紹介されました。
「会」のメンバーは、弁護士経験年数15年以下の約300人です。
「会」をつくるきっかけは、2012年の衆院選挙の結果、自民党が政権与党に返り咲き、憲法を変える動きが強まりつつあることに危機感を持ったことでした。
「会」のメンバーは全国にいて、講演依頼を受ければどこへでも出かけます。
京都では、クラブハウスでDJが音楽をかける中、憲法企画を開催。ゲイを公然と表明している弁護士が講演する「ジェンダーの視点から自民党の憲法草案を切る」企画や、路上で立憲主義を解説する紙芝居イベントなど、活動は多彩です。
2月14日のバレンタインデーには、安倍首相にチョコレートとあわせて憲法の基本書(芦部信喜著「憲法」)を送りました。
憲法を知ってもらうきっかけづくりとして作ったリーフレット「2分でわかる!集団的自衛権」は、発売から3日で2万部の注文がありました。
若手弁護士の一人、早田由希さんは言います。「私が弁護しをやっているのは職業選択の自由があるからだし、『赤旗』が出版できるのは出版・報道の自由があるから。この会は結社の自由守られているからつくることができています」。
日頃、あまり考えずに行っていること、一つひとつが憲法に保障されていることに気づかされます。