←中央区立・明石小学校。ドイツ・表現主義の流れをくむアーチが特徴
今日は、
午前:宣伝カーで、参議員選挙に向けての街頭宣伝。
午後:「あかしむかしばなし」(卒業生が語る明石小学校の思い出+復興小学校を語る講演会)に参加。
東京工業大学教授・藤岡洋保さんのお話を聞きました。
1926年に建てられた明石小学校は、関東大震災後に建てられた復興小学校のひとつ。東京で117校建てられましたが、現在19しか残っていません。そのうち10校が今も小学校として使われており、中央区には7校が集中しています。
日本建築学会も認めた「文化財クラス」の建物です。
①風通しを考え、床面積の1/5が窓となっており、夏でも涼しい。当時流行っていた結核の予防の意味もあった。
②4教室ごとに1つの階段が設置され、3分以内に避難できるようになっている。
など、生徒の安全や健康に配慮し、良好な教育環境を実現するという設計思想のもとにつくられました。学校建築の見本のような建物です。
外観も、彫りの深い立面が美しく、曲線を利用し、太陽の光による影のデザインまで考えられています。非常に丁寧になつくりです。
しかし、中央区で立替計画が進んでいます。
Q:古くて危険?
A:関東大震災後直後に十分安全性を考えて建てられました。この時代のコンクリートはむしろ今よりいいぐらい。コンクリートは木と違って腐りません。
Q:耐震性は?
A:区の診断で「問題なし」。
Q:壊す方がラク?
A:壊した校舎は全てゴミとなります。エコではありません。壊すよりリノベーション(解体せずに再生させる)が、工期も短く、コストも安い。
再考するなら今しかありません。解体がはじまってからでは遅い。
校舎を解体ぜずに保存し再生(リノベーション)することを要望して、署名活動を行っています。6月現在2,500名を超えています。ご協力をよろしくお願いします。
詳しくは、「中央区立明石小学校の保存を望む会」→http://www.justmystage.com/home/akashihozon/