2010年6月10日木曜日

6/10 月島慕情


←路地の向こうに高層マンション。この路地のあたりも再開発が予定されています。残したい月島の街並み。

 今日は、「あかはた日曜版」の配達日。

 83歳の読者のおばあちゃんで、今は定期的に習字を教えている方と、1時間半も話し込んでしまいました。

 すっごいエネルギッシュで、声量もめちゃめちゃあるおばあちゃんの面白おかしい話に、涙を流して笑ってしまいました。下町らしく、玄関の戸も開けっ放しなので、話は隣近所につつぬけだったに違いない。

 老人ホームで習字を教えています。生徒さんも皆お年寄りだそう。

 生徒さんは、半紙に自分の名前を書いても、次の瞬間にはその名前をわすれてしまう。だから、「ほらっ!この名前はあんたが書いたんでしょ!これと同じに書いて」

 その日の半紙をまとめて「今日の分だよ」と配ると、その束の半紙の上にいきなり書いてしまって、全部に染みてしまったり。「ほら!1枚づつはがして書くんでしょ!それも指の運動なんだから」

 「もう~、やんなっちゃうよ~!そんなの18年も続けんだから」と言いながらも楽しそう。笑い飛ばして、お肌もツヤツヤ。

 やはり、社会にかかわって趣味を生かして地域で活動していることが、生きがいとなっているのでしょうね。