2015年3月3日火曜日

3/3 駐輪場有料化中止をもとめ、条例提案しました

 日本共産党区議団は、4月からの区立駐輪場有料化中止させるため、「中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」という条例提案を行ないました。

 平成29年4月実施として、今年4月からの実施は中止させる内容となっています。何よりも利用者、区民の合意がはかられることが重要です。

 提案説明をしたのは加藤ひろし議員です。条例提案の主旨は以下の通り。

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  「中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」について、提案者を代表して説明を行います。

 2014年10月16日に、賛成多数で可決された「中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例」の2015年4月1日の施行により、区立駐輪場有料化と放置自転車の撤去・保管料の徴収が行なわれようとしています。

 2012年に策定された「中央区自転車利用のあり方」では、有料化への変更にあたっては、「利用者のみならず広く区民に周知し、合意を図っていく」とあります。

 しかし、現時点で利用者・区民の方の有料化に対する認知度は低いと言わざるを得ません。合意が図られているとは言えないのではないでしょうか。

 実際に利用者・区民の方と話をすると、「知らなかった」「突然有料化だなんてひどい」といった反応が返ってきます。また、一般区民1ヶ月1500円、学生区民1ヶ月1000円、区民以外1ヶ月2000円という利用料金に対しても「学生からもお金を取るなんて困る」「家族がたくさんいるので負担が大変」「地下駐輪場も野ざらしの駐輪場も一律料金はおかしい」などの様々な声が聞かれます。他にも、「有料化されれば、スーパー前などに停めていく人が増えるだろう」「駐輪場に停める人が減り、街にはますます放置自転車が増えるに違いない」「エコな乗り物としていつでもどこでも駐輪できるよう駐輪場を増やし、中央区を自転車天国にしてほしい」など、利用者・区民の方は様々な意見を持っています。

 その背景には、区立の駐輪場の整備が遅れていることがあげられると考えます。また駐輪施設の登録がいっぱいになった場合、新規での申し込みが不可能になります。新たな放置自転車を生み出しかねません。

 自転車利用者はもとより幅広い区民の方々の参加で、自転車マナーや駐輪場整備、サイクルシェア促進やモビリティ・マネジメントの徹底、パーク・アンド・ウォークの構築など様々な課題について意見を聞き取り、自転車の総合的な施策を推進していくことが求められます。

 議員提出議案第1号「中央区自転車の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例」は、合意を得られていない駐輪場の有料化・放置自転車の撤去料徴収の2015年4月1日実施を中止するため、この議案を提案します。