2015年9月17日木曜日

9/17 戦争法案 絶対廃案に

 今日の一般質問では、日本共産党区議団を代表して志村たかよし議員が質問を行いました。

 戦争法案について、区長に対し「憲法違反は明白だと思うが、どうか」「若い世代の動きや、国民の反対行動をどう考えるか」「強引に押し通すやり方は民主主義破壊の行為だと思うが、どうか」「強行採決は許されないと思うが、どうか」「今でも、中国の脅威に対抗するため軍事力が必要と考えているのか」「憲法9条を区政にどう生かすか」「軍事費増強が区民生活に及ぼす影響についての見解は」など、様々な角度から問いただしました。

 しかし、区長は「憲法違反ではない、憲法違反だ、という両方の立場がよく分かる」「どーだ、あーだ、と言うことは控える」「区民に対して、こうだ、とは言えない」など、あいまいな答弁に終始しました。

 最後に、志村議員は、8月30日に12万人が国会を包囲した大行動での、「SEALDs KANSAI」(シールズ関西)、寺田ともかさん(22歳)のスピーチを代読し、戦争法案を廃案にするため最後までがんばる決意を述べ、質問を終えました。


 (以下、寺田ともかさんのスピーチ)

 『安倍首相、私たちの声が聞こえていますか。この国の主権者の声が聞こえていますか。自由と民主主義を求めるひとたちの声が聞こえていますか。人の命を奪う権利を持つことを拒否する人間の声が聞こえていますか。

 すべての命には絶対的な価値があり、私はそれを奪う権利も、奪うことを許す権利も持っていません。

 この法案を許すことは、私にとって自分が責任のとれないことを許す、ということです。それだけは絶対にできません。私はこの国の主権者であり、この国の進む道に責任を負っている人間の一人だからです。

 私の払った税金が弾薬の提供のために使われ、遠い国の子どもたちが傷つくのだけは絶対に止めたい。人の命を救いたいと自衛隊にはいった友人が国防にすらならないことのために犬死にするような法案を絶対に止めたい。

 国家の名のもとに人の命が消費されるような未来を絶対に止めたい。

 いつの日か、ここから、今日、一見、絶望的な状況から始まったこの国の民主主義が、人間の尊厳のために立ち上がるすべての人びとを勇気づけ、世界的な戦争放棄にむけてのうねりになることを信じ、私は戦争法案に反対します。』

  志村議員の質問が終わり、控室に戻りテレビを付けると、参院の特別委員会で強行採決され、自・公の賛成多数で可決された後でした。

 これからは、内閣不信任決議案、問責決議案の提出を含め、あらゆる手段で法案成立を阻止することを、野党5党で確認しています。

 戦争法案成立阻止のためにがんばります。