2010年8月9日月曜日

8/9 明石小が「スーパーJチャンネル」に登場


←校庭内に建てられたプレハブの仮校舎(左の建物)。「建て替え案」から「リノベーション案」に変わったとしても、工事期間中はいずれにせよ仮校舎が必要となるので、このプレハブ校舎が無駄になるわけではない。


  「解体か、保存か」、区立明石小学校の建て替え問題がテレビ朝日「スーパーJチャンネル」に取り上げられました。

 昨日、TBS「噂の東京マガジン」でも放送されたばかりです。

 一昨日、8/7付の朝日新聞夕刊にも記事が掲載されました。

 がぜん注目を集めるようになった明石小ですが、予定では明日から校内設備の撤去、10月から校舎の解体工事が始まることになっています。

 日本建築学会や近隣住民、卒業生らの「建て替えではなくリノベーションを」の声に耳を傾けることなく、区は建て替え計画を堅持しています。

 明石小は、関東大震災後に建てられた「復興小学校」のひとつ。

 土方苑子・帝京平成大学教授(日本教育史)は、「復興小学校は、震災後の財政困難な時期に、親や地域の人々も意見やお金を出して造った特別な学校。教育史の中で誇りにすべきだ」と言います(朝日新聞より)。

 日本建築学会からも「日本の鉄筋造り校舎の原型」であり、「重要文化財にふさわしい」との判断がくだされた今、拙速な解体は中止するべきだと思います。いちど立ち止まり、保存を視野に入れた協議をし、後世の区民に感謝されるような判断をするよう期待します。