衆院は、昨日、午後の本会議で解散されました。総選挙(12月2日公示、同14日投票)に突入します。
安倍晋三首相は、記者会見などで「アベノミクス」は「確実に成果をあげている」「さらに進めて(1年半後に増税できる)経済状況をつくりだすことができる」と主張しています。
首相就任以来、「アベノミクス」で経済を再生して2段階で増税するという増税路線が破綻しているのに、自らの経済失政を認めず、「アベノミクス」がうまくいっているなどというのはあまりにも無責任です。
安倍首相がいうように「アベノミクス」がうまくいっているのなら、消費税再増税の延期などを持ち出す必要はないのではないでしょうか。
実際には「アベノミクス」で国民の所得が増え、消費が伸びるなどというのはまったくの幻想です。日本経済は物価だけが上がって国民の実質所得が落ち込み、4月からの消費税増税が加わって消費が低迷する、深刻な「増税不況」に落ち込んでいます。国内総生産(GDP)が4~6月期に続き7~9月期も2期連続のマイナス成長になったことがなによりの経済失政の証明です。
増税時期を多少先延ばししたからといって、10%を強行すれば、暮らしと経済は破壊されて、取り返しのつかないことになるのは明らかではないでしょうか。
今日は、衆議院東京2区(中央、台東、文京)小選挙区に立候補を表明した石沢のりゆきさんと一緒に街頭に立ち、「消費税増税は、先延ばしではなく、きっぱり中止を」と訴えました。
↑月島・フジマート前にて。